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和歌山県が誇る「南高梅」。北限生産地を求めて。

標高700mの冷涼地が育む「南高梅」。

地球温暖化による収穫量の減少を危惧した和歌山県の梅栽培関係者(NPO法人 日本農林水産学研 北斗の会)に協力し生産の北限を調査するために、2005年、「南高梅」を長野県小諸市に植栽したのが始まりです。
当初は長野県軽井沢町での試験栽培を検討しましたが、受粉を助けるミツバチの活動と花の開花時期が軽井沢では合わず、標高が低くて暖かい小諸市での栽培に至りました。とはいえ小諸市といえど、信州の冬は厳しい。スタート当初は凍害で枯れてしまったり、実がならなかったり…。

地球温暖化が果樹に与える影響

  • 梅に限らず屋外で生育する植物は、秋から真冬にかけ「耐凍性」が付き、氷点下の環境でも耐えています。しかし暖冬により「耐凍性」が不十分で弱い場合、2月頃の寒期で枯れてしまうことがあります。
  • 和歌山の場合、梅の花の開花は3月上旬。暖冬の年は開花が2週間も早まり、受粉を助けるミツバチの活動と時期が合わず、実付きが悪く収穫量が低下してしまいます。

その後、「南高梅」発祥の地和歌山県日高郡南部川村(現みなべ町)の栽培農園の中で、収穫量ベスト5に入る大農園2社から直接に指導を受け、剪定・栽培・育成方法や定植場所の選定などに試行錯誤しながら、08年ごろからは少しずつ実が収穫できるようになり、09年には小諸市3ケ所/130本・佐久市1ケ所/10本・上田市1ケ所/5本、合計5ケ所の畑60アール(1,800坪)・145本、で120kgとようやく生産に目途がつくようになりました。(現在は、1本当たり約40kgの収穫が目安です。)
和歌山より収穫時期が一か月程度遅くなりますが、寒暖差の大きな長野県にも南高梅の実がなることが実証できました。

2011年、「NPO法人 信州アグリトライアル」を設立し、耕作放棄地の解消と、生産・加工・販路開拓にともない創出される新規就農者への雇用機会の拡大を図る活動を行っています。

現在では、長野県内の約10カ所で1,000本以上の「南高梅」を栽培し、年間5~6トンを収穫できる規模になりました。ジャムや飲料の他、梅酒の原料として県内の酒造会社から引き合いがあり、今後積極的に生産量を拡大していく予定です。
近い将来100トンまで収穫量を増やし、1,000トン、1万トン〜。いつの日か本家の紀州と肩を並べる日を夢見て…。
(あくまで信州は分家としての節度は忘れずに。)

紀州南高梅
日本国内で和歌山県における梅の収穫量は約6万トン。全国の収穫量の約6割を占め、そのなかでも 「南高梅」の一大生産地である和歌山県日高郡南部川村(現みなべ町)は、一年の収穫量が約2万トン。 人口12,000人弱の地域ですが、紀州梅の代名詞として全国的にその名を轟かせ、国内の梅収穫量の 約2割という絶大なシェアを誇ります。 そんな本場のみなべ町でも、近年は後継者不足と気候の変化により収穫量が減少傾向にあります。